東富士演習場 視察報告

厚木基地爆音防止既成同盟主催の基地視察に参加しました。静岡県国民・平和運動センターの鈴木氏の案内でキャンプ富士、東富士演習場、駒門駐屯地を柵の外からですが視察してきました。フィが市富士演習場の面積は約8,800ヘクタール。管理形態からは演習地区、自衛隊駐屯地区、米軍営舎地区に分かれ、演習地区は陸上自衛隊管理下にありますが、日米地位協定により、米軍の必要により、一時使用できる区域となっています。

東富士演習場の使用については防衛大臣と当該3市長(御殿場市、裾野市、小川町)と協定が結ばれ、第4条には自衛隊は核兵器、毒ガスはもとより爆弾及び地元民に危険を感ぜしめるような武器は持ち込み、または使用しないという条文があり、訓練の都度に協定を結ぶそうですが日常的に訓練が行われているようで、どれだけ協定が守られているのか疑問に思いました。

私たちが視察した日もドドーンという砲弾の音が間近から聞こえ、演習地では射撃訓練中により立ち入り禁止区域がありました。駒門演習地では遠くの的に砲弾を当てる訓練で、黄色い煙が上がっていました。また、普段目にすることのない戦車や、装甲車、戦車専用の道、戦車などの運転訓練場などを見ました。

8月25日に行われた陸上自営他院による国内最大規模の実弾射撃演習では轟音が鳴り響き、戦車やヘリコプターから砲弾が次々発射され、隊員約2,400人、戦車・装甲車80両、火砲60門、航空機20機が参加し、実弾35トン(役5億5,000万円相当)を使用した、という共同通信のニュースにはびっくりしてしまいました。このような情報は一般の新聞やニュースでは流れないのですね。(植木)

戦車専用の道

遠くに戦車が並んでいる。幌をかぶった戦車は古い型のもの

実射訓練中

広大な駒門演習地