原発がなければ本当に電気は足りないのか?

学習会報告

原発がなければ本当に電気は足りないのか?

 20日に原子力資料情報室共同代表の西尾漠さんのお話を聞きました。
私たちが使う電気の約三分の一は原子力発電によるものだと言われます。けれどもそれは、原子力発電による発電を最大限に使うと私たちが使う電力の三分の一に当たるというだけで、火力・水力で私たちの使う電力はほぼ賄えるということがわかりました。原子力で発電するので、余る電力を火力で調整しているだけのことです。
 今、54基の原発のうち稼働しているのは5基。4月にはその5基も定期検査に入るため停止するそうです。今停止している原発の再稼働の是非について連日報道されていますが、再稼働しなければ、5月以降は原発が全て停止することになります。その状態で、電力需要が最も多い夏を過ごすことができれば、「原発がなくても電気は足りる!」と国民が証明することになるでしょう。私たちの工夫で節電し、「原発がなくても電気は足りる!」という声をあげ、脱原発を実現したいと思いました。(菅原)

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