小中学校の歴史・公民教科書が育鵬社に

教育委員会を傍聴

 昨日、教育委員会で、来年度からの藤沢市小中学校の教科書の採用について、議論されました。
 傍聴80人に対し、150人ほどの人が希望し、抽選になりました。
注目は社会の歴史、公民の教科書でしたが、藤沢市の教育委員5人のうち3人は育鵬社の教科書を支持しました。現場の学校の先生たちの調査からは育鵬社の教科書の評価は低いものでした。一人の教育委員は帝国書院を支持し、育鵬社には反対意見を述べましたが、肝心の教育長は、歴史、公民だけは意見、採択に加わらないことを表明しました。これには驚きました。「すべての教科書は、指導要領にのっとり検定に合格していること、さまざまな解釈があること、から見守る」と言うのです。
 現在の教育委員の任命は、首長にあることから、首長の政治姿勢が色濃く反映されることは否めません。このシステムを変え、政治と教育の分離をもっとはっきりさせることが必要です。

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