介護保険サービスを受けるには、どんなサービスをどのくらい利用するかケアプランが必要です。4月からは、要支援の認定を受けた方・介護や支援が必要となる恐れのある方は、包括支援センターがケアプランを立て、要介護の認定を受けた方は、従来通りケアマネジャーがケアプランを立てます。
しかし、誰でもが自分で自分自身や家族のケアプランを立てることができます。
そこで、全国マイケアプランネットワークの会員を講師に『マイケアプラン講習会』を開催しました。
植木ゆう子市議から、介護保険制度の仕組みと藤沢市における現状等聞き、講師から介護保険のサービスの内容を学習し、つづいて実際にサービスを受けている方をモデルにケアプランを作りました。
介護保険制度は、「介護は嫁・妻がするのが当たり前」であったのを社会全体でみてゆこうと「介護の社会化」として始まり、理念は利用者主体・自己選択・自己責任です。
介護保険制度が必要になってきた時、誰もが、自分らしく、自分が望む生活を維持してゆきたいと願うのは当然のことです。そのためには、自分で、ケアプランを立てられることが一番です。
それには、まず介護保険制度を理解し、サービスの中身を知り、自分或は親や連れ合い等にあったサービスを把握すること。次に「当事者が持っている資源(知人友人・お金・物等)」「隣近所・住んでいる地域の資源(地域の独自サービス・各種サークル活動・施設・病院・公園等)」や「環境」を知リ、プランの中に組み入れていことが大切であること。
介護保険制度を使えても、給付限度いっぱいに使うことが自分らしい生活ではないこと自分がどう生きてきて、これからどう生きていくか、又、周りの人との関係をどう作っていくかを見直すことが重要です。
判断できる間は自分でケアプランを作成することが、自分らしく・心豊かな生活の継続に繋がり、「利用者主体・自己選択・自己責任」となるのです。
神奈川ネットワーク運動・藤沢は、引き続き「マイケアプラン講座」を開催し、藤沢市におけるサービスの実態に迫っていきます。次回は、6月開催予定です。参加希望者は、ネット藤沢事務所にFAXお願いします。詳細が決まり次第ご連絡いたします。