藤沢市の困難を抱える子ども・保護者に対する姿勢は見えず
藤沢市主催の「子どもが主役のまちづくり~私たちがあの子にできること」という市民ワークショップに参加しました。
一部は藤沢市の子どもと子育て家庭の生活実態調査の結果報告でした。5歳の保護者、小学校5年と中学校2年の子どもと保護者にアンケート調査と市内の関連機関や支援者などへのヒアリングから分析した報告でした。結果はこどもとその日の出来事を話し合うなどの会話をする傾向が低い、生活習慣が乱れている、学校の授業がわからないことが多いなど思った通りのことが数値化されて出ていました。しかし、外国にルーツのある子どもや家庭の調査は教育委員会が把握していると、この調査からは見えないのが残念でした。
二部は5人づつのグループに分かれ意見交換会でした。題名にあるように、私たち=市民が何ができるか、ということに絞った意見交換でした。まわりの大人たちの声かけや、あちこちにいつでも気軽にいける居場所が必要、という意見が多かったのですが、すでに子ども食堂や居場所などを始めている参加者も多く、今後どのような展開になるのか、少し疑問を感じました。
困難を抱える子どもたちを支援するのは、地域の大人の関わりは重要ですが、市は市民のボランティア組織すら把握していないのが現状です。よって補助金なども出ず、市民のボランティアで活動していますが、継続と発展のためには市の積極的な姿勢が求められます。(植木)