神奈川ネットのピースリングツアーに参加

神奈川ネットワーク運動市民による人間安全保障研究会のピースリングツアーに参加しました。

横浜のノースドック、小柴の貯油施設(返還地)、池子住宅及び海軍補助施設、横須賀海軍施設を回りました。

横須賀では、ヨコスカ平和船団の方の案内で横須賀港内の自衛隊、米軍の施設や船を海上から見ました。横須賀港は米軍と自衛隊以外の一般船は航海禁止と思っていましたが、港内は米軍に提供していても、横須賀市に管理権があるので、船で回ることはできることがわかりました。しかし、原子力空母ロナルド・レーガンが着艦しているあたりで、米軍警備艇が私たちの船に近寄り出て行け、近寄るな、と警告されました。横須賀港は以前は民間の施設などもあったようですが、次々と自衛隊が買収し、「軍港」という名にふさわしいものになっています。

今年5月にトランプ大統領が「横須賀は米海軍と同盟国の艦隊が並んで司令部を置く世界で唯一の港だ」「自衛隊の護衛艦は最先端の航空機を搭載できるように改修され、今より拾い領域で広範な脅威から守ることに役立つ」と発言したことからもわかるように安倍首相は米軍のために専守防衛の範囲を超えた軍備を進めています。

法律でも自衛隊法3条で 自衛隊は・・・・「直接侵略と間接侵略に対し」我が国を防衛することを主たる任務にし・・・という「  」部分を削除し、76条の2を追加して、我が国と密接な関係にある他国に対する武力攻撃が発生し、これにより、我が国の存立が脅かされる危険がある事態時には出動命令が出せるように変えられています。専守防衛から集団的自衛権の行使ができるようになっているのです。

日本の役割は、米国に追従し戦争をできる国にすることではなく、周辺国の友好をすすめ、緊張緩和につとめることです。戦闘機を爆買いすることではなく、国内の貧困格差をなくすことに努めることです。私たちは外国籍市民、外国にルーツを持つ市民との交流をすすめ、ともにまちづくりをする仲間として認めることや、県内の米軍施設の廃止、縮小を求め、武力による問題解決に反対する活動をすすめていきます。(植木)