コロナ禍の藤沢市の保育園対応
コロナの第6波が1月中旬から流行り始め、2月18日、神奈川県は①コロナ陽性者が出ても保育園は休園しないこと②濃厚接触者は特定しないこと③最終的に休園の判断は市町村に任せるという通知を出しました。自治体に丸投げの神奈川県の通知に従うことにした県内の自治体は6割です。藤沢市も休園はしないことになりました。この背景には、保育園が休園になることで、医療従事者が仕事を休むことで、医療体制に影響が出ている、とのことですが、保育現場は混乱しています。子どもは無症状、軽症が多いということですが、コロナ陽性になってもわからないということにもなります。小さい子どもたちはソーシャルディスタンスが苦手です。知らないうちに陽性者が広がります。藤沢市のコロナ感染者は10未満の割合が一番多く、半分近くを占めます。
また、子どもと長時間、密に接触する保育士の罹患者も多く見られます。子どもには抗原検査キットが配られましたが、保育士には配られません。学校では学級閉鎖などがありますが、保育園はそれもできません。保育士たちは子どもの前では絶対マスクを外さない。食事も子どもとは一緒には食べない、毎日の消毒など気をつけていますが、安全が守られているとは言えません。保育士たちが少しでも安心して子どもたちと接することができるように、最低限、検査キットを配布するなどの方策を講じるべきです。(U)