ディスレクシアの子どもに対する市の対応
息子さんが発達性ディスレクシア*のお母さんからの投稿です。
小学校生活で困らないように、ことばの教室に申し込みに行きました。息子がディスレクシアで療育中であること。親兄弟もディスレクシアであること。他にも保育園生活で困っている事、生育歴などを市の担当者に話しました。しかし、翌日に市から電話があり“ことばの教室に入るには理由が弱い“と言われてしまいました。面談中に子どもに対して行ったことは、ことばの理解力はあるか、指示通りに行動できるかの確認のみでした。今後、困難が予想される読み書きに関しては何も行われませんでした。確かめもしないで理由に欠けるなんて驚きです。市立のことばの教室はディスレクシアの対応もしているにも関わらずです。一向に文字を読みたがらない息子は義務教育の9年間が大変になる事は明らかです。
次女を育てていた時は本当に孤独で大変でした。今は多くの支援、情報を得たいと考えています。親が支えるのには限界があります。学校、行政、家庭が三位一体となって子どもを育む事が子どもにとってはよいのではないでしょうか?今の先生は負担が多すぎるので一人ひとりに配慮するのは難しいと思われます。行政が的確に判断し、正しい支援に繋げる事が大切なのだと思います。
*発達性ディスレクシアとは?
発達性読み書き障害の子どもは、知能に問題がありそうな子をのぞいても日本の小学生の約7~8%に存在する。
知能や聴いて理解する力、発話で相手に自分の考えを伝えることには問題がないとしても読み書きの能力だけに困難を示す障害のこと
① 通常の読み書きの練習をしても音読や書字の習得が困難。
② 音読ができたとしても読むスピードが遅い。
③ 漢字や仮名の形を思い出すことが難しいため、文字が書けない。またはよく間違える。
④ 文字を書くことはできるがその文字の形を思い出すまでに時間がかかるため、文章を書くのにひじょうに時間がかかる。
(バオバブ HPより)