いきなりインクルーシブと言われても
インクルーシブ教育に関してはだいぶ遅れている日本の教育。神奈川県においてもイインクルーシブを掲げた高校が存在はしているものの、何をどうして良いのやら現場の方々もさぞお困りなのではないかと拝察致します。
以前、神奈川ネットの仲間たちと新潟にある糸魚川小学校を視察しました。公立の小学校と特別支援学校が同じ校舎にある珍しい学校です。校長先生の言葉で1番印象に残ったのは「お互いを知ることが出来る」でした。現在の分離教育で育った子供たちは色々な人たちがいることを体験していません。管理重視で合理的に育てられたせいか、「違い」を嫌う一面がある様にすら感じるのです。存在すら感じることなく育ってきて、高校生になって問題なく共存する事は易いことではありません。ましてや、社会人となってから多様性を求められてもどうすれば良いのか困ってしまいます。非合理的であっても幼少の頃から生活の場を共に過ごすことが恒久的で誰一人を取り残さない教育の一歩であると思います。