「携帯基地局の危険性」2

短期的な健康被害は、2 種類の症状があります。

電磁波の健康被害で一番深刻なのは「がん」です。これは、通常 10 年単位の⾧期的な被害です。一方、短期的な被害は、基地局からおよそ 300m 内の住民に見られる「不定愁訴(ふていしゅうそ)」。風邪と似た症状が起こります。これといった原因に思い当たらないが、なんとなく体の調子が悪い。例えば、頭痛、めまい、鼻血、口の渇き、吐き気、疲労、不眠、動悸、耳鳴りなどなどです。電磁波の健康障害は、これらの症状が同一人物に複数一度に出ているということです。

もう一つの短期的な被害は、電磁波過敏症です。これは、すでに診断が確立しているもので、専門病院に行けば、機器分析でわかります。現時点では法的に診断書が出ないのですが、すでに研究は進み、医学的に確定しています。

電磁波過敏症の人数は、イギリスを皮切りに各国で調べられ、日本でも調べられています。人口の約 5%います。ただし、知識のある人が近くにいないと、わかりません。

(44 万 3,000 人の藤沢市には、22,150 人いる計算で、少なくとも 2 万人以上は見つかることになります。)

 

基地局からの電磁波の強さを実測し、健康被害から身を守る

電磁波による健康被害の研究が進んでいます。

今、自分が住んでいるところの電磁波の強さがどのくらいかは、大変重要な情報です。どのくらいの強さで、短期的(数ヶ月~1 年)に健康障害が出るのかについて、調査が開始されて、徐々にわかってきています。

電磁波の影響は、大まかには、基地局から約 300m 以内で健康被害が出ていることから、電磁波の強さの調査は、この範囲になります。ただ、基地局のアンテナの向きと角度によって、電磁波の強さは変化します。さらに、日時、曜日、時刻によって変動するように携帯電話会社がコントロールしています。(Y.S)

 

同じ建物にいくつも設置されている携帯基地局