政策
藤沢市の現在の課題に対し、私たちネットは、市民の参加を広げ、市民が解決策を考え、行動することが、政治への参加につながると考えてきました。NPO、ワーカーズコレクティブの働き方は市民が地域で課題を解決しようと、税金に頼ることなく、生まれてきた組織です。このような組織は昨今認知されつつありますが、一方財政がひっ迫してきた行政が、安易に仕事を委託する傾向も見受けられます。ネットはNPO、ワーカーズコレクティブなどの非営利の働き方を支援するとともに、行政の安易な受け皿とならないよう見守っていきます。
1 福祉施策
① 保育園の待機児童が多い
湘南台にネットメンバーが中心となり認可保育園をつくりました。一時保育、市内2つ目の病後児保育を行いますが、緊急、リフレッシュ、週3日以内の働き方などに対応したサービスがまだ少ない状況です。多様な形で働く保育者が安心して預けることができるようなサービスを増やしていくことを提案していきます。
社会福祉法人立とNPO法人立の認可保育園では、補助金の投入額が違うことがわかりました。今後は補助対象を広げないと、保育園の設置は難しくなります。また、無認可保育園には税金の投入がなく、保育料に跳ね返っています。認可保育園が不足するため、無認可保育園に入園すると、保護者の負担が増えることになるのは、おかしなことです。このような偏った税金の使い道をなくすよう、働きかけていきます。
② 障がい児・者のサービスが不足している
障がい児の児童デイサービスの開設に向けて準備を始めます。障がい児・者の課題を整理し、提案していきます。
③ 介護保険を検証する
介護保険は改定されるたび、使いにくくなっています。特定高齢者施策、予防介護事業などを検証し、地域包括支援センターが地域の福祉拠点となるよう働きかけていきます。
2 環境施策
① 化学物質過敏症
シックスクール問題に取り組み、安全性の高いワックスやインクなどの材を使用することを進めていきます。
② 電磁波の問題
最近は電磁波の出る電化製品や携帯電話などに汚染されています。子どもや病人などの施設には、携帯電話の基地局の設置の自主規制を求めていきます。
③ 武田薬品研究所から排出される水質、大気などの安全性の確保に向け、監視機能を高めることを進めます。
3 人権、平和問題
8月15日と12月8日の不戦の誓い平和アピール行動を継続していきます。若い人の参加が今後の課題となっています。他団体も交えた実行委員会にはいり、若い人の参加を模索し、参加の輪を広げていきます。
組織
ネットの活動をアピールし、政治への参加を広げるための日常活動、組織強化を図ります。