米軍ジェット機の騒音についての聞き取り 1

共生社会推進課

 厚木基地からの米軍の航空機の騒音について問い合わせがありましたので、共生社会推進課と環境保全課を訪ね、騒音問題の実態と騒音の測り方について聞いてきました。

騒音の測定地点は藤沢市管内での設置は以下の公共施設です。
市・・・滝の沢小学校、明治小学校、天神小学校
県・・・辻堂小学校、富士見台小学校、
国・・・旧長後高校、御所見中学校、大庭中学校
 騒音は70db以上5秒間続いた場合カウントし、市のHPで市と県の速報値を掲載しています。しかし国のは制約があり、一緒に公開するには手続きが大変で、速報値はわからないそうです。国の情報公開は遅れています。
 
 航空機の飛行経路は防衛省が助成して行われている住宅防音工事区域(厚木基地航空機騒音軽減のための)とは限らないのだそうです。それではどこを飛んでいるのか。それは機密事項の為、確認することが出来ないのだそうです。現在、約6万5千戸が住宅防音工事の対象になっていますが、防音工事を終えたのは約3万戸です。
 市として①飛行経路を防音区域内にする。②それが出来ないならば藤沢市全域を防音工事設置区域にすることを国に要望しています。ただ、防音工事をしても、あまり効果がないというのが市民の声ですが。
 11月から5月の連休まで横須賀に軍艦ジョージワシントンが寄港している間、艦載機59機が硫黄島で訓練し、厚木基地に帰ってきます。そのため現在は夕方の騒音が大きく感じられます。
 航空機騒音の責任は国にあり、市として対処の方法がない。厚木基地周辺の市で作っている神奈川県基地関係市連絡協議会を通じて昭和39年から毎年約120項の要望を国の関係各省庁、在日米海軍に対し提出しているそうです。
 市民からの苦情の電話は分析・カウントして県経由で国に報告していますが、騒音の軽減は難しいです。しかし、うるさい時は市役所や座間防衛事務所 046-261-4332に連絡しましょう。(O)