憲法9条は今のままで。
ふじさわ・9条の会主催の高田健さんの講演会を聞いて来ました。
昭和27年4月28日に「サンフランシスコ条約」(半年前に吉田茂首相が締結)が発効された日です。この時、吉田茂は憲法9条をもって「自衛隊は日本国内の自衛する組織」として主張し、アメリカ等から要求される自衛隊の海外へ軍隊として派遣させるのを食い止めました。9条を盾に歴代の首相は自衛隊は「集団的自衛権」と称される海外の戦争・紛争に行けないと、主張してきたのです。
安倍総理が「侵略の定義は国際的にも定まっていない」と言っていましたが、1974年12月4日の国連総会決議3314で「侵略の定義」が決議されています。また、安倍政権はアメリカに認めてもらいために、「集団的自衛権行使」するために、9条を変えたいのです。ところが、オバマ政権の現在、世界戦略は転換してきています。安倍総理の「歴史修正発言」や、もろもろの発言に対し、欧米各国から、アジアの諸国から、警戒感を抱かれたいます。
他国は何回も憲法を変えている。日本だけだと安倍さんは言っていましたが、日本では法律で変えられるようなことを変えているからだそうです。アメリカもドイツも「3分の2」です。(ちなみに国連憲章の改正も3分の2でした。)
今年の夏は参議院選挙ですが、衆議院議員も解散して同時選挙を行い、一気に改憲派を増やす動きがあります。私たちは、憲法9条は今のままでよいのです。改憲をして戦争のできる国にすることには反対します。