横須賀港に浮かぶ原子炉、原子力空母の危険性
9月27日(土)横須賀港に浮かぶ原子炉、原子力空母の危険性の話を聞きました。
講師は横須賀在住で、原子力空母の効果の是非を問う住民投票を成功させる会の共同代表、弁護士の呉東正彦氏です。
現在、日本では原子力発電はどこも稼働していません。しかし、横須賀を母港とする米軍の原子力空母は、福島第1号炉と同程度の原子炉を持ち、横須賀に停泊している間も、原子炉は稼働しています。
何が危険なのでしょうか。
① 原子力空母は米国に所属するため、日本の安全審査を受けていません。治外法権状態なのです。
② 原子力発電所の近くには爆発物貯蔵庫や燃料タンクをつくることはできませんが、原子力空母は一つの船の中に全部積んでいることになります。
③ また、東日本大震が起きた時は、横須賀にいた原子力空母は183センチ水位が下がり、埠頭岸壁から船を離す程であったそうです。
など、多くの問題がわかりました。
藤沢市は横須賀港からほぼ25キロ圏に入ります。福島原発事故の緊急時避難準備区域は30キロ。横須賀で事故が起きれば、藤沢市全体が高濃度の放射能に汚染される危険性が大きいのです。原発より格段に立ち遅れた原子力空母に対する防災対策も問題です。
横須賀市では、反原発の市民の動きが広まってきて、若い女性たちがパレードやチラシ配布に参画してきている話を聞きました。
藤沢市でも来年の空母の交代に向け、原子力空母の危険性を訴え、母港化に反対する活動を広げていきます。