生活困窮者の就労準備支援事業について現場の声を聞きました。

神奈川ネットでは各自治体の生活困窮者の就労準備支援について調査を進めてきました。

藤沢ではこの事業はいきいき福祉会とインクルージョンネットかながわに委託しています。そこでいきいき福祉会、インクージョンネットかながわのお二人から谷津議員とともに藤沢の様子を伺いました。横浜市の委託を受けているワーカーズコレクティブ協会の松川さんも加わり、横浜との比較からも藤沢市の特徴がわかりました。

藤沢市は地域包括ケアシステム推進室の「バックアップふじさわ」が窓口になります。また、市社協が各地域に配置しているコミュニティソーシャルワーカーが地域からの情報をつなぐ「バックアップふじさわ社協」の窓口があります。コミニュティソーシャルワーカーから相談につなぐ件数も段々増えてきていて、市社協がとても機能しているようです。

相談者には10人いれば10通りの支援策が必要となり、サポートは1年以上必要な方が多いそうです。なかなか地域に溶け込めない方が多いので、3カ所で交流会を毎月開き、ここでは、相談者がテーマを決め、講師をすることから自分の役割を見いだし、地域の方も参加する中、少しずつ地域との交流が進むことができているそうです。

就労することが最終目的ではありますが、週5日8時間労働ではなく、週に1回でも短時間でも働くことができるようになることが重要で、それには自分に見合った働き方ができるワーカーズコレクティブのようなところが重要なのだと言うことを再認識しました。