アメリカの子どもたちの環境学習の取り組みから学んだ
オンラインで「マイクロプラスチックストーリー」の映画を見ました。
アメリヵの小学校5年生の環境学習の取り組みで、海辺に散乱するプラスチックのごみの多さに子どもたちはコレではいけないと、プラスチックって何?どうしてこんなに海に捨てられているの?と次々疑問を感じます。化学者にプラスチックは化石燃料の石油からできていることや、合流下水道に流されたプラスチックごみが海にまで届くこと、プラスチックは自然界に戻らず段々小さくなりマイクロプラスチックになることなどを学びます。魚や海の生物がマイクロプラスチックを餌と間違い食べてしまうことなどから生態系を壊し、自分たちの問題としてプラスチックを使わない運動を始めます。
ここからが凄かった!子どもたちは、まず、学校の昼食にプラスチックを使わないことを校長先生に訴え、1日だけですが実現させます。毎日出ているプラごみと、この日のプラごみの量がこんなに違うことを市議会の公聴会で訴えます。議場前でアピールしたときには市長も現れプラスチックを減らすことを約束します。自分たちが着ている洋服のメーカーにも石油由来の繊維を使わないように手紙を出します。子どもたちの行動力、それを支える学校の先生たちの熱意に脱帽。ネットの活動も行動することによって地域を、社会を変えていかなければならないことを再確認した映画でした。(植木)