HPVワクチン学習会を開きました

 28日(月)講師に衆議院議員で小児科医のあべともこさんをお招きしてHPVワクチンの学習会を開きました。

まず、谷津えみ市議会議員が調査し一般質問をしたHPV(ヒトパピローマワクチン)についての問題点を報告しました。HPVワクチンは身体の疼痛や知覚、運動障害などの副反応の症状がでることから国は積極的勧奨を進めていません。しかし厚生省が出しているHPVワクチンのリーフレットは2013年には大きく「積極的にはお勧めしていません」と書かれていましたが2018年には小さな字で「積極的にお勧めすることを一時的にやめています」2020年にはさらに小さな文字で「子宮頸がんやHPVワクチンについてよく知っていただくためのものです」と変わってきています。そしてワクチンを接種するよう個別通知が届くようになったことから接種する人数は増えてきていること疑問を呈しました。正確な情報を届けることや性教育のとりくみを推進することなどが必要との報告がありました。

次に衆議院議員で小児科医のあべともこさんからHPVワクチンやコロナワクチンについてもお話を聞きました。あべともこさんの話から日本政府は正確な情報発信がないこと。広島や長崎の原爆被害者や水俣病の患者認定、最近では東日本大震災による放射能汚染による甲状腺がんの発症人数、コロナワクチンによる副反応などの症例数は因果関係がなかなか認められず、情報や数字が正確なのか、信用がおけるのかに疑問が残ることが一番の問題だということです。同感ですね。

以前は子宮頸がんワクチンといっていましたが、ワクチンでがんは防げません。この名前からして不誠実であり、最近はHPVワクチンと名前が変更になったそうです。また、このワクチンは遺伝子組換えワクチンで添加剤に問題があり、副反応があることが最近やっとわかってきたそうです。脳の一部に持続的に炎症が起き、神経症状や情緒不安定になるようです。

このワクチンの情報を市民に知らせることで、自分で選択して接種したので、自己責任となることもおかしいのではないか、との指摘がありました。このワクチンは小学校6年から中学3年の女子に接種します。子ども(保護者)が自分たちで選択して受けたのだから副反応が出ても自己責任だと言い放っていいのでしょうか、という指摘に市民の安心、安全の責任を放棄した国のやりかたに気づきました。

その後、コロナウィルスの問題についても触れていただきました。まず、コロナウィルスに感染しているかどうかの検査、感染していたら隔離、診断、重症にならないように治療が基本ですが、日本は検査をしない。検査を広く継続的に行うことでパンデミックは防げるし、柔軟性を持った対応ができるはずなのに、日本はどんどんワクチンを接種しました、という情報しか流さない。政府の方針は間違っているとの指摘に納得です。ワクチン接種ありき、ではないことを私たちも知っておくべきですね。

あべともこさんの話はわかりやすく気づきも多く、時間が足りないほどでした。コロナ禍の中小規模な学習会で、聞き逃した方も多くいらっしゃり、第2弾を望む声も聞かれましたので、また企画します。