子どもの自立を支援する『あすなろサポートステーション』視察記

谷津えみ市議と共に、社会福祉法人白十字会林間学校あすなろサポートステーションを視察しました。

ここは、児童養護施設で育った子どもが18歳になった後の相談事業などのサポートをする事業所です。年間3000件から4000件の相談があり、来所できない子どものためのアウトリーチや、役所・病院・法律事務所などへの同行や手続きのサポートも行っています。退所後の頼り先のひとつとなることで、社会からの孤立を防ぎ、社会の中で繋がる、生きる力をつけていくことを目指しています。

所長の福本啓介さんから伺ったのは、私たちの想像を絶する、虐待の傷を抱える子ども達の話でした。施設に暮らす子どもは、虐待などで虐げられている子どもの1割。その他の子どもは短期に入所しても親のもとに帰される。痛ましい事件でマスコミにあがるのはほんの一部です。多くの子どもたちが過酷な虐待を経験しており、施設にいるうちは何とか生活できても、経済的にも精神的にも不安定な為、退所後にさまざまな問題にぶつかってしまうことも少なくありません。そのため彼らには、何年もかけた切れ目のない支援が必要です。素人ではなくプロ (精神科医、ソーシャルワーカー等々)が行わなくてはなりません。

お話を聞いて当惑し、無力感でいっぱいでしたが、支援を受けながら生きる彼らを温かい目で見守り続ける、行政のバックアップの必要性を訴える。まずはそこから始めたいと思います。

(植木、⻄野)