旧統一教会の人権問題は注目・注視を
先日、藤沢で行われた憲法フォーラム主催の「旧統一教会と政治」という表題で有田芳生氏の話を聞きに行きました。
有田芳生氏は前参院議員でもあり、カルト教団の取材で有名なジャーナリストでもあリます。どんな、話が聞けるのだろうかと興味を持ち参加しました。
夏の参院選の最中に安倍元総理が奈良で射殺された際、犯人が発砲する時に放った言葉がある。「カン・ツルコ!」。これは世界家庭連合総裁・韓鶴子氏の日本語読みである。有田氏曰く「この事件を象徴する一言」。山上容疑者は高額献金に苦しめられた信者2世だと言うことは周知の通りだ。旧統一教会は霊感商法以外にも信仰に基づいて経済活動をやっており、「ウコンの力」でお馴染みのコスモ・フーズは関連企業であること、関連企業の中には武器製造会社もあり韓国から日本へ空気銃が輸入されていること(あさま山荘事件で使用された銃だそうだ)、教団には軍事関係者も多く軍事組織という一面もあることなど初めて聞く話だ。想像以上に日本社会に入り込んでいるし、反社会的団体のような一面もある。女性信者や子どもに対する扱いもひどい。国際宣教師として日本女性が一人で外国に派遣され、なんと殺人事件も起きている。養子縁組問題も日本でのみ起こっている。このような人々が国会を始め地方議会にも入り込み、社会の仕組みをおかしくしているとは。家庭教育支援法も彼らの主張とそっくりである。あまりの闇の深さに呆然とするばかりが、私たちにこれらを正すために何ができるだろうか?
有田氏は「被害者救済を巡る新法が実効性のあるものになるかどうか注視して下さい。」と言っていました。「安倍氏と旧統一教会との関係を明らかにできるかどうか?検察の動きにも注目して下さい。」とも。そうか「注目・注視」それならできそうです。たとえ時間がかかったとしても飽きずに諦めずに視野に入れておこう。だって、『それって政治だよ!』(川口)