厚木基地の爆音被害解消と基地縮小について市に要望書を提出
3月3日、ネット藤沢のメンバーも入っている厚木基地爆音防止既成同盟藤沢支部で、「爆音被害解消と基地機能縮小を求める要望書」を藤沢市へを提出しました。
市からは和田副市長、岩本教育長、危機管理課が出席し、厚木爆同の会員谷津えみ市議と正副支部長(副支部長の一人はネット藤沢代表の植木)が参加しました。
米軍ジェット機が岩国に移駐し、厚木基地から飛び立つ米軍ジェット機の騒音は減ったといわれていますが、その分、自衛隊機が低空でゆっくり飛ぶので飛行機の騒音回数は減っていないのが調査からわかります。また、ヘリコプターの飛行回数も増え、一昨日は辻堂上空をオスプレイが飛んでいるのが確認されました。以前はオスプレイが飛ぶときは事前に自治体などに連絡がありましたが、最近はありません。教育委員会には卒業式や入学式などの日には飛行機騒音がないよう、国などに要望するようお願いしました。
また、厚木基地内で米陸軍部隊による化学、生物、放射線、核(CBRN)の防護対処訓練が行われるという通知がありました。米軍は危険物は持ち込まないと説明していますが、何故この訓練を日本の人口密集地で行わなければならないのでしょう。この訓練のために横浜ノースドック経由で車両を運びこ真なければならないのでしょうか。この訓練は日本に取って必要がないばかりか、危険を伴う恐れがあります。即刻米軍や、防衛省などに抗議し、中止の要望書を出しましたが、自治体でも神奈川県や防衛省などに訓練には反対する要望書を提出してほしいと要望しました。
厚木基地のジェット機が移駐した後、厚木基地の使いかたが変わってきています。自衛隊機がパラシュート訓練を行ったり、ヘリコプターの飛行回数が増えただけでなく、昨年は米陸軍の地対空誘導弾(パトリオット3)の訓練が行われています。今回はCBRN訓練が始まるなど新たな使い方が始まっています。爆音だけではなく、厚木基地の使用方法にも目を光らせ、基地の縮小、返還を目指し、活動していきます。(植木)