外国のコロナ対策(ウィーン市の場合)

オーストリア・ウィーンに行ってきました。そこでのコロナ対策は日本と大変違うものでした。

ウィーンは音楽の都といわれ観光客が大変多いまちです。ウィーン市は公共交通機関や病院などでは医療用マスク着用となっていますが普段の生活ではマスクはしていません。しかし、コロナが蔓延しないように、市民だけではなく観光客にも安心して暮らせるように希望者にはPCR検査を無料で配布していました。陽性者はすぐ隔離することでコロナの蔓延を防ぐという対策をとっていました。

私もこのPCR検査を受けたので報告します。検査の方法はスマートフォーンから登録し、検査に参加することを申し込むとすぐにバーコードが送られてきます。スーパーやコンビニ、薬局、ガソリンスタンドなどでバーコードを示すと検査キットが一人5箱もらえます(無料)。スマートフォンから指示に従い本人確認をした後、唾液を取り指定のボックスに投函すると翌日には検査結果がメールで送られてくる、という方式です。(結果は陰性でしたので安心して動くことができました)

ウィーン市の検査キットは、①市民だけではなく観光客も無料でできる ②検査キットは市内随所で受け取ることができる ③検査方法は簡単でスマートフォーンでできる ④24時間後には結果がわかる、等のメリットがあります。日本では検査キットが足りなく問題になっていました。症状が出てから検査を受けるのでは遅く、すでに他人にも移っている可能性があります。先手の対策を取り、症状がなくても検査が簡単にでき普段の生活はマスク無しのウィーン市と、検査体制が整っていなく、陽性者の隔離が遅れる日本ではどちらの政策がいいかは明白です。私は保育園で働いていますが、検査キットが配られたのが今年の5月に2個だけ。その後1個配られましたが、症状がなくても感染対策には普段の検査が必要だと感じていたので、ウィーン市のコロナ対策が正解だと思いました。(植木)